八戸少年ラグビースクール基本指導方針
ラグビーの精神
One for all. All for one.
『ひとりはみんなのために みんなはひとりのために』
ラグビーは団体競技であり、ゲームに参加する一人のために自己犠牲の精神を持って
自分に与えられた役割を果たしチームに貢献するという意味です。
No side.
ノーサイドとは試合終了を意味する言葉です。試合中は敵・味方に別れ、激しく厳しく戦いますが、試合が終われば同じラグビーを愛する仲間であるという考えから、
ラグビーでは試合終了と同時に仲間になることを云います。
指導方針
個性の育成
スクールの子供たちは年齢も園児から中学生と幅広く、成長の度合いもバラバラです。また、敏捷性に優れた子供、力が強い子供、体格が良い子供、小さい子供と、みんな個性があります。ラグビーにはそれぞれの特性に適したポジションがあり、役割があります。脚が速くてトライをたくさん取ることが出来る選手、そのトライゲッターにボールを渡すために身体をはってボールを奪う選手、いろんなポジションがチームのトライのためにサポートし合います。
練習、試合の中で、全ての子供たちが光ったプレー、弱い自分に勝ったプレーを見せてくれます。そういったプレーを見逃さずに、成長につなげていきたいと思っています。
また、ラグビーは格闘技の要素も入っております。現在の学校教育の中ではなかなか体験することが出来ない荒っぽさを取り入れながらフェアプレーの精神を教えていきます。
集団行動のルール
スクールには幅広い年代が所属していることは上述しましたが、各カテゴリ毎、スクール全体として最低限守らなければならないルール(規律)があります。子供たちには学校生活と同じように、集団の中で守らなければならないルール(規律)を少しづつでも教えていきます。
1.挨拶をする『礼に始まり、礼に終わる』
2.上級生は下級生の面倒をみる
3.他人のことを批判しない
4.道具、物を大事にする
以上、簡単なようですが、私たちコーチも含め、毎回の活動時に気を配っていきます。
コミュニケーション
子供たちがグラウンド、体育館に来ることが楽しいという雰囲気を作っていきたいと考えております。コーチの数も少なく、子供たち全員が満足できるような楽しい練習ばかりではないのが現状ですが、子供たちとのスキンシップも交え、コミュニケーションをとりながら、
時には厳しく、時には優しく接していきます。
学年別指導
低学年(幼児・小1・小2)
遊び、身体を動かし、いろいろな動きをすることで、各身体機能の成長を促しながら
身体を動かすことが楽しくなるような指導をしていきます。
中学年(小3・小4)
ラグビーの基本的なプレーを指導し、子供たちの個々の特性を伸ばしつつ、
ラグビーの試合中には仲間もいることを意識させ、チームを理解させていきます。
高学年(小5・小6)
与えられた役割をそれぞれのプレーヤーが理解し、それらのプレーに挑戦し、
チームとして勝つこと、またノーサイド等のラグビー精神も指導していきます。
中学生(中1~3)
与えられた役割を理解し、チームを機能させ、チームとして相手に勝つことが出来るよう、そしてラグビー精神に則って行動できるよう指導していきます。
また、高校への遠征練習、近県での合宿等で自分のスキルレベルを認識し、
さらにレベルアップできるように指導していきます。
最後に
ラグビーは格闘技の要素もあるスポーツの為、練習・試合の中で擦り傷、打撲等があるかとは思います。コーチとしてもそれぞれの動作時に注意を払い、ケガ防止に努めておりますが、子供たちにはフェアプレーの精神のもと、多少荒っぽいことも含め体験させたいと思っておりますので、保護者の皆様のご理解、ご協力をお願いいたします。
また、皆様から頂いております年会費は各大会運営費、傷害保険料、選手登録料等に充てられております。年間の中でレクリエーション、団体での遠征等がある場合は、別途徴収となることもありますので、ご理解の程よろしくお願いいたします。
ラグビー憲章~ラグビーの原則と理念~
・品位(Integrity-インテグリティ-)…礼節・誠実さとフェアプレー
・情熱(Passion-パッション-)…熱い気持ち、ラグビーファミリー
・結束(Solidarity-ソリダリティ-) …友情、絆、チームワーク
・規律(Discipline-ディシプリン-) …フィールド内外でのルール順守
・尊重(Respect-リスペクト-)…感謝と尊敬の心
※ラグビー憲章とは、ゲームの原則・競技規則とは別に、ラグビーが持つ人間性を形成するための特徴を示した手引きであり、上記5つのコアバリューで構成されます。
これは選手は勿論、指導者・レフリー・スタッフ・保護者・ファン等、
ラグビーに関わる全ての人々に共有してほしい価値観です。